クローズドループ・アプローチで半導体の卓越した品質を実現

現在、半導体業界が直面している大きな課題の1つは、高い品質基準を求める顧客の期待にどう向き合うかです。従来のプロセスで取り組もうとしてもうまくいきません。しかし、クローズドループ戦略を含むデジタル・トランスフォーメーションを取り入れることで、開発を合理化し、生産性を高め、品質を維持できます。

このウェビナーでは、シーメンスのスペシャリストが以下について説明します。

• クローズドループの品質管理をデジタル・トランスフォーメーション戦略に含めるべき理由
• 品質管理ワークフローとチーム間のコラボレーション・フローを結びつける
• PLMネイティブのQMS (品質管理システム) によって、最初から品質を保証し、時間とコストを削減する方法

クローズドループ・アプローチの利点を明らかにするこちらのウェビナーは近日開催予定です。ぜひ今すぐにご登録ください。

半導体品質管理の課題を理解する

半導体産業は世界規模で急速な進化を遂げています。市場の需要の変化、競争圧力の高まり、限られたリソースなど、半導体製造が抱える弱点が明らかになりました。この予測不可能で変化の速い市場で有効な唯一の選択肢は、中核プロセスを持続的に改善すること以外にありません。クローズドループの方法論を含む包括的なデジタル・トランスフォーメーションがなければ、最終製品が満足のいく品質に達するまでに何度も繰り返しが発生し、生産に時間がかかり、コストが高くなり、欠陥が入りこむ可能性があります。満足のいく品質の電気/電子製品を提供できなければ、消費者の関心がほかへと移り、競争から取り残されるリスクが生じます。

製品ライフサイクル全体で半導体品質を調和させることの利点

複雑でダイナミックな半導体 (IC) 市場に適応するには、クローズドループの品質戦略が必要です。クローズドループの品質管理アプローチでできること

• PLM - QMSソリューションでバリューチェーンを合理化し、より複雑な製品を提供します。
• コンセプト設計段階から出荷まで、製品ライフサイクル全体にわたって半導体品質の管理を同期化します。
• QMSツールとPLMツールを協業プラットフォームに一元化し、高品質の半導体デバイスを開発します。
• 製造全体の目標を達成し、信頼性の高い高品質の製品で消費者の満足度を高めます。
• 複数の設計領域間であってもデータ管理が容易なため、設計の一発完動を実現するとともに、NPIを強化し、コストを削減、競争優位性を持った革新的な製品を開発できます。

半導体製造におけるQMSとPLMの威力

QMS (品質管理システム) は、規格不適合、クレーム処理、故障の根本原因の調査、リスクの最小化をサポートします。シーメンスのクローズドループ品質管理システムは、複数の工業規格に準拠しています。業界トップクラスの規制コンプライアンス、品質、運用効率を維持しながら、すべての基準を満たします。

PLM (製品ライフサイクル管理) システムは、部品表(BOM)、改訂履歴、変更管理など、すべての製品データを管理します。シーメンスのPLMは3Dソフトウェア開発ツールキットとして、モデリング、スケッチ、アセンブリ、パスプランニング、相互運用性、ビジュアライゼーション機能を提供するため、イノベーションの活性化、コストの削減、所要時間の短縮に寄与します。半導体製造においては、少ないスペースでより多くのパワーを生み出すことが極めて重要です。

協業PLMプラットフォームにネイティブQMSツールを実装することで、新製品開発の修正や改善のための重要な情報を簡単に利用できるようになります。