次世代のバッテリー材料を設計するには、従来の実験手法に頼るだけでは不十分です。セル内の化学反応から性能まで、セルのあらゆる側面が、分子レベルの相互作用によって決まるため、これを早い段階から理解することがイノベーション加速の鍵となります。
このウェビナーでは、Simcenter Culgiを使用することで、バッテリー・メーカーや研究チームが仮想環境でいかにバッテリー材料の配合をモデル化、テスト、最適化できるかを紹介します。マルチスケール・シミュレーションを実施することで、分子、セル、電極の挙動を相互に関連付けながら、より予測精度の高い効率的な開発プロセスが可能になることを実例を通して解説します。
ウェビナーの内容
このウェビナーは、バッテリー材料の開発サイクルの短縮、パフォーマンスの向上、イノベーションの加速に取り組むバッテリー材料科学者、計算化学者、研究開発エンジニアに最適です。

シニア技術製品マネージャー
業界で15年以上の経験があり、50近くの学術出版物を共同執筆しています。理論化学の修士号、計算化学の博士号およびMBAを取得しました。最近までソフトウェアおよびサービスの企業、Culgi B.V. (本社: オランダ、ライデン) でチーフ・アプリケーション・サイエンティストとしてマネジメント・チームに属し、産業用マルチスケール・モデリングに注力してきました。現在は、Simcenter Culgi製品およびチームを担当するシニア技術製品マネージャーを務めています。

Simcenter Fluids and Thermal、分子モデリング・アプリケーション・エキスパート
ボローニャ大学で光化学の修士号を取得し、ジェノバ大学とイタリア技術研究所で「化学および材料の科学技術 - カリキュラムナノ化学」で博士号を取得し、優秀な成績で卒業しました。その後、スペインのサン・セバスティアンにある材料物理研究センターで、理論化学と計算化学のポスドクを務めました。専門分野は、理論的および計算的手法の使用と、光と物質の相互作用の問題に対処するための解析モデルの開発です。2022年にSimcenter Culgiチームに加わり、現在は分子モデリング・アプリケーション・スペシャリストを務めています。