電気自動車の車両エンジニアリング
効率的な電気自動車エンジニアリングにデジタルツインを活用
電気自動車は新しい世界の機会を切り開くとともに、自動車メーカーに新たな課題を突き付けています。重量のあるバッテリーパックを搭載する電気自動車の効率的な開発には、軽量化を実現する効率的なエンジニアリング・プロセスが必要です。顧客の期待を超えるため、エンジニアは安全性、燃費性、軽量化と、空気力学やエネルギー管理などそのほかの車両性能のバランスを取ることを迫られています。シーメンスの車両電動化ソリューションを使用すると、長い歴史を持つ自動車OEMであれ、柔軟性が強みのスタートアップであれ、新しい電気自動車市場で勝ち抜くための車両エンジニアリング・プロセスを改善できます。
電気自動車の重量、快適性、そのほかの属性のバランスを取るためにはどのようにデジタルツインを活用すべきか、自動車および輸送システム担当VPのNand Kochharと自動車ソリューション担当グローバル・ディレクターのPiyush Karkareが徹底的に論じます。
このウェビナーの内容:
- 車体エンジニアリング: 新素材と結合部のアセンブリ、航続距離を最大化するための重量最適化
- 車室内の快適性: 内装、コスト、車内快適性と安全性を両立する方法
- 属性間のバランスを取る: 空力、騒音・振動、エネルギー管理、その他の性能
講演者の紹介
Nand Kochhar
自動車/輸送業界担当バイス・プレジデント
Kochharは30年超の業界経験を有し、前職のフォード自動車では安全システムのグローバルリーダー、車両エンジニアリング部門のチーフエンジニア、CAEのチーフエンジニアなどいくつもの要職を歴任してきました。
また、エンジニアリング経験と知識を生かし、CAD、CAM、CAE、PLMといった技術を企業に導入することで企業に変革をもたらしてきました。SAE (Society of Automotive Engineers) をはじめとする業界団体でも活躍しています。
Piyush Karkare
自動車業界向けソリューション担当グローバル・ディレクター
Karkareは、機械、電気、車載ソフトウェア分野の製品開発とエンジニアリング・プロセスの改善で29年以上の経験があります。Karkareの専門分野は、技術、手法、ツールの統合、製品開発チームの指導、製品戦略の決定、イノベーションの促進などです。
Ed Bernardon
自動車戦略担当バイス・プレジデント
Bernardonは、自動運転車やコネクテッド・カー、モーター・スポーツ、車両軽量化と内装など、自動車エンジニアリング全般の戦略プランニングや事業開拓を統括する責任者であり、ポッドキャスト「Future Car」のホスト役や部門横断プロジェクトでも要職を務めます。
車両の軽量化とより良い内装設計を進めるVISTAGY (2011年にシーメンスが買収) の設立者のひとりであったBernardonは、MITドレーパー研究所で自動化・設計技術グループのディレクターを務めた経験もあります。MITで国際エンジニアリング博士号、パデュー大学で機械工学学士号、バトラー大学でMBAを取得。