オンデマンド・ウェビナー

シミュレーションを活用して、胸部大動脈瘤の治療におけるステントグラフトの有効性を評価

オンデマンド・ウェビナーを視聴し、医療機器の試験でSimcenterを効果的に活用する方法をご確認ください。

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CFDとシミュレーション・モデルのイメージ

このウェビナーの内容:

  • 心臓血管アプリケーションにおけるCFDの価値
  • 胸部ステントグラフトのインシリコ試験におけるCFDの重要性
  • 胸部ステントのCFDモデルを構築して、その性能を評価するワークフロー。AI/MLを活用して、ステントの有効性をすばやく評価する手法の開発など
  • Simcenter Cloud HPCを使用してクラウドでスケールアップし、CFDを加速する方法
  • 医療機器の設計・開発のためのSimcenterソリューション・ポートフォリオ

<h2>胸部大動脈瘤のリスク</h2><p>胸部大動脈瘤 (TAA) は、大動脈壁が破裂すると死に至ることもある、命に関わる健康状態です。TAAは、低侵襲の胸部血管内大動脈修復術 (TEVAR) により、胸部ステントグラフトを留置することで治療できます。ステントグラフトの主な機能は、動脈瘤を排除して、病的な大動脈壁を生理的な血圧から守り、動脈瘤の成長や破裂を防ぐことです。ステントグラフトで動脈瘤の上下に「シール」を形成することで動脈瘤を排除します。したがって、TEVARを成功させるには、ステントグラフト周囲の漏れ (「シール」の欠如による) を防ぐことが動脈瘤の成長を止め、破裂を防ぐために不可欠です。</p><h2>CFDは、ステントに不可欠な、血流に関する洞察を提供します。</h2><p>ステント周囲の動脈瘤への漏れ流量を特定することは、展開したステントグラフトによる血行動態を評価する直接的かつ効果的な方法です。この漏れ流量を臨床的に測定することは困難ですが、計算すれば簡単です。これは、シミュレーションの最も強力な機能の1つです。生体内やベンチテストでは測定が困難な場合でも、その特性を定量化できます。ステントによる流量を調べるケースでは、CFD (数値流体力学) シミュレーションによって、必要な洞察が得られます。</p><h2>実際にステントを留置する前に結果を知ることができます。</h2><p>米国の科学技術コンサルティング会社、Thornton Tomasettiは、ステントグラフトで動脈瘤に血液が漏れる可能性と、うまく留置されたステントグラフトが漏れを塞ぐ可能性を示す2つのCFDモデルを作成しました。このCFDモデルは、以前に完了した有限要素解析 (FEA) から流体領域を抽出し、典型的な患者を表現する仮想患者の解剖学的形状にステントグラフトを仮想で留置したものです。

講演者の紹介

Thornton Tomasetti氏

Zhu Zenghao氏

プロジェクト・エンジニア

Thornton Tomasetti氏

Kristian Debus氏

バイス・プレジデント兼シリコンバレー・オフィス・ディレクター

シーメンス

Mark Carlson

ポートフォリオ開発エグゼクティブ

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