新型車のECUパラメーター最適値を見極める
車両設計者は、サービス指向アーキテクチャ (SOA) を、最新車両の電気/電子 (E/E) アーキテクチャの重要な基盤だと捉えています。
このウェビナーは、SOAの利点に注目するだけでなく、システム要件を満たすコスト効率と時間効率に優れたソリューションを実現するために、新規/既存の通信およびソフトウェア設計パターンと組み合わせるというSOAの統合課題についても説明します。また、一貫性のある効率的な車両システムを実現するための通信ネットワーク設計と組み込みソフトウェア実装の重要性について触れ、ハイブリッド・ネットワークのSOA統合を解決するシーメンスの提案も紹介します。
今日の自動車OEMは、サービス指向の通信を既存のレガシー・ネットワークに統合するという課題に直面しています。既存のレガシー・ネットワークは信号をベースとした、ドメイン中心のネットワークです。そのためCapital VSTARは、ゾーンおよびドメイン・コントローラーを使用してサービス指向とレガシー・ネットワークの橋渡しをします。
車両の電動化や電子機器の複雑化が進み、車載ネットワーク設計とソフトウェア開発の難易度が上がるにつれて、高度なネットワーク設計ツールが必要になってきました。Capital VSTARは、さまざまなタイプのECUを実装するための一貫したフルシステム設計を実現しており、バス負荷やエンドツーエンド・タイミングなど、すべての要件を満たした設計案をデジタル軽視のままで下流のECU統合段階に引き渡せるようにしています。
いずれ自動車がソフトウェアで定義される時代が来れば、SOAが必要です。今日、SOAの導入は着実に進んでおり、従来のシグナルベースの通信と新たなトレンドとなっているサービス指向の通信が混在する状況を生んでいます。ハイブリッド・ネットワークによってこれまでになく複雑化が進んでいるため、ネットワーク設計者には頭の痛い話です。
このウェビナーは、ECUソフトウェア開発を合理化する包括的なソリューションが提供するキャリブレーション・プロセスによって、ECUパラメーターの最適値を見極める方法を紹介します。今すぐご覧ください。
シーメンス統合電気システム・ネットワーク部門プロジェクト・マネージャー
Mathiasは、20年ほどの長きにわたり、自動車業界向けの組み込み開発やソフトウェアの設計、多重通信システムの設計などに携わってきました。車載システムに対する技術的な造詣も深く、大規模ECU製造プログラムのソフトウェア・エンジニアリングから、機能安全性の研究プログラム、ベース技術の開発、標準化、バス・テクノロジの検証まで幅広く取り組んでいます。直近の10年はAUTOSAR標準の普及に努めるかたわら、製品開発や顧客を成功に導くプロジェクトの数々を手掛けてきました。現在は、Capital Embedded製品担当マネージャーとして、製品開発とマーケティング活動を統括しています。
ヨーテボリのチャルマース大学にて電気工学の修士号を取得。
シーメンス統合電気システム・ネットワーク部門ドメイン・リーダー
20年間にわたり、航空電子機器、AGV、ATM、インテリジェントな白物家電の分野で車載ネットワークおよび組み込みソフトウェアに携わってきました。メンターで、技術マーケティングやアプリケーション・エンジニア、ソリューション・アーキテクトなどさまざまな要職を歴任し、直近ではAUTOSAR組み込みアダプテーション・チームのリーダーを務めました。現在は、ネットワーク・ドメイン・リーダーとして、より広範な導入を目指して製品の最適化に取り組んでいます。