オンデマンド・ウェビナー

ソフトウェア定義型車両: 安全性とセキュリティに優れたECU用イーサネット

視聴時間の目安: 56 分

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現代的なオフィスで、コンピューター画面を見ながら仕事をする2人の人。

相互接続性と持続可能性に優れたスマートな製品の需要が、ソフトウェア定義型車両 (SDV) への移行をますます推し進めています。自動化やコネクティビティのメガトレンドに乗り遅れないようにするために、自動車の電気/電子 (E/E) アーキテクチャは、集中型およびゾーン型アーキテクチャへと進化しています。ゾーンECUには、高帯域幅と低遅延の安全性とセキュリティに優れた通信が必要なことから、車載イーサネットが用られるようになりました。効率的で信頼性の高いネットワーク通信ソフトウェアを実現するには、設計の複雑さに対処し、設計制約を満たし、国際規格に準拠するための、非常に効率的な統合ソリューションが必要です。

このウェビナーで学べる内容:

  • 自動車市場の動向のほか、イーサネット/TCP/IPの仕様について、またグローバル規模で展開する際の設計および開発の考慮事項
  • 機能安全基準 (ASIL) とサイバーセキュリティ基準 (CAL) を満たしたイーサネット/TCP/IPを実現するための理論解析、シミュレーション、テスト、検証、プロトタイピング
  • システムレベルのフレームワークで信頼性、安全性、セキュリティに優れたゾーンECU用イーサネットを実現させた実際のプロジェクトの設計事例

講演者の紹介

シーメンス

Mathias Fritzson

製品マネージャー

Mathias Fritzsonは、20年以上もの長きにわたり、自動車業界向けの組み込み開発やソフトウェアの設計、多重通信システムの設計などに携わってきました。車載システムに対する技術的な造詣も深く、大規模ECU製造プログラムのソフトウェア・エンジニアリングから、機能安全の研究プログラム、E/E技術の開発、標準化、通信バス技術の検証まで幅広く取り組んでいます。直近の10年はAUTOSARの推進役としてAUTOSAR標準の普及に努める傍ら、製品開発やお客様を成功に導くプロジェクトの数々を手掛けてきました。現在は、シーメンスCapital Embeddedソフトウェア製品担当マネージャーとして、製品開発とマーケティング活動を統括しています。

シーメンス

Brendan Morris

上級技術マーケティング・エンジニア

自動車業界のTier1サプライヤーでキャリアをスタートさせ、主にパワートレイン・エレクトロニクスのソフトウェア開発を手掛けました。普通乗用車に加え、オフハイウェイ車など幅広い経験があります。その後の10年ほどは複数の自動車OEMにおいて、自動車開発プログラムのすべての工程を担当しました。さらに、ジャガーランドローバーで新しいネットワーク技術を最新あるいは将来のE/Eアーキテクチャに実装する研究を数年にわたりリードするとともに、AUTOSAR WP-A2 Com作業パッケージの企業代表も務めました。また、E/Eアーキテクチャを含め、少量生産車両の開発や立ち上げにも貢献し、マクラーレンやリヴィアンなど、多岐にわたる自動車スタートアップ企業の開発や立ち上げにも携わっています。

ラフバラー大学で自動車工学の修士号を取得。拠点は英国ですが、世界中の主要な自動車開発拠点を飛び回っています。