複雑化するLSI/FPGA 開発プロジェクトにおいて、昨今では継続的インテグレーション(CI)の必要性について語られることが多くなっています。CIは元々ソフトウェア開発で取り入れられた手法で、Agile(アジャイル)などと共に、プロジェクト自身の運用方法の革新とも言うことができます。大規模な開発であればあるほど、バグが発生した際の問題点の限定は指数関数的に困難を極めるため、開発単位をより詳細に区分(アジャイル開発手法)し、開発とデバッグのステップを高頻度で繰り返す(CI)ことで、システムの問題をより早期に認識し、かつ、デバッグの工数を削減する形で開発を進めることができます。
本ウェビナーでは、LSI開発の視点から、CIの運用方法におけるDesign Qualificationの重要性について解説します。また、Design Qualificationの結果をメトリック・プラットフォームを使用したダッシュボードで解析する様子や、HDL検証の重要なメトリックであるカバレッジと、カバレッジホール解析のためのデータマイニング技術を利用したカバレッジデバッガについてもその動作をご覧いただきます。プロジェクトマネジメントや、業務効率化にご懸念のあるお客様は特に有効な内容となっております。
プログラム
セッション: 実用的な継続的インテグレーション(CI)手法と検証マネジメント
Q&A

フィールド・アプリケーション・エンジニア/検証診断士
森田 栄一は、2003年にシーメンスEDAジャパン株式会社(旧メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社)に入社しました。以来、シミュレーション検証、Formal検証などの検証技術に携わっています。シーメンス入社以前から、主にHDL設計・検証技術に携わり、すでに四半世紀となります。2007年からは、検証診断士として多くのお客様の検証課題解決に取り組んで参りました。最近は、検証マネジメントやアプリケーション・ライフサイクル・マネジメントなどのプロジェクト効率化をテーマにした活動が増えております。