未来の電動パワートレインに対応する高度なバッテリー・システム設計
リチウムイオン電池は、電気自動車の選択肢として現在も変わらず最も人気がありますが、制限もあります。費用が高く、走行距離が限られ、充電に長い時間がかかります。次世代の全固体電池や金属空気電池は、リチウムイオン電池の限界を超える可能性があります。これらの電池は、エネルギー密度が高く、走行距離を延長し、充電時間を大幅に短縮します。
しかしこれらの次世代バッテリーの設計と最適化はどう行えばよいのでしょうか。オンデマンド・ウェビナーをご覧ください。シーメンスでMODALIS欧州プロジェクトのプロジェクト・マネージャーを務めるMartin Petitと、自動車の事業開発マネージャーを務めるXavier Conquiが解説します。
エンジニアがイノベーションの戦いに常に先んじるためには、バッテリー設計の変更が次世代バッテリーの性能に実際に与える影響をすばやく予測できる必要があります。Simcenterの包括的なバッテリー・モデリング・サービスを使用すると、以下のようなメリットがあります。
電動パワートレインの未来は、次世代バッテリー・システムによって決まります。これらのバッテリーは、現在のリチウムイオン電池を上回る効率性、安全性、耐久性を備えている必要があります。Simcenterは、バッテリー設計についてより的確な意思決定を行い、製造した次世代バッテリーが顧客のニーズを確実に満たせるようにします。
次世代バッテリー・システムのシミュレーションにSimcenterがいかに役立つかをオンデマンド・ウェビナーでご覧ください。
IFP Energies Nouvellesの電気化学エンジニアおよびプロジェクト・マネージャー
Martin Petit氏はロレーヌ工科大学ナンシー校を2007年に卒業、同大学で2011年に化学工学の博士号を取得しました。IFPENのバッテリー・モデリング・チームに2012年に電気化学エンジニアとして入社、自動車のシステム・シミュレーションに使用する電力貯蔵システムのモデル開発に貢献しました。このモデルは主にSimcenter AmesimのLIBESライブラリに実装されています。2013年からリチウムイオン電池の安全性モデリングに携わり、2020年からは次世代バッテリー・モデリングを研究するホライゾン2020のMODALIS²プロジェクトのコーディネーターを務めています。
事業開発マネージャー
Xavier ConquiはCADおよびリアルタイム・シミュレーション分野で数社のソフトウェア関連企業に勤務してきました。キャリアをスタートさせたオートデスクでは、フランスに拠点を置き、パーソナル・ソリューション事業を担当していました。その後、仮想現実業界やCFDシミュレーションのスタートアップや多国籍企業で、販売や流通の管理職を務めました。2021年にシーメンスに入社し、パリを拠点として電気自動車を担当し、グローバルなソフトウェア製品管理チームおよび営業チームと協力して、お客様の求めるものに応えています。