オンデマンド・ウェビナー

デジタル材料エンジニアリング

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製造現場でタブレットを見ながら検討する2人の材料科学者

スマート素材の需要が高まり、持続可能な未来への取り組みが進むにつれて、従来の材料開発の手法は困難に直面します。大規模な技術進歩は、新素材の開発 (または発見) にほぼ依存しています。そのため、デジタル材料エンジニアリングを進歩させることが、次世代の材料イノベーション促進の鍵になります。

材料の発見やイノベーションのための最新の動向やソリューションについて、オンデマンド・ウェビナーでご確認ください。

材料科学と最新のエンジニアリング・ソリューション

エンジニアと材料科学者は、いわゆる「独善的な競争」を通じて相互に刺激を与え合い、新たなレベルのイノベーションを進めていますが、両者の作業は大きく分断されています。エンジニアリング設計の大部分はCAEシミュレーションに移行していますが、新しい材料の開発はコンピューター上ではなく、研究室で行われているため、両者の協力関係は常に制限されています。材料の開発や最新ソリューションの導入にコストと時間がかかり、容易に進まない理由がここにあります。

デジタル素材

大半のエンジニアリング・プロジェクトでは、材料は設計プロセスの最初に定義される「決められたもの」であり、途中で変更されることはほとんどありません。ただし近年、シミュレーションを通じて設計、解析、最適化できる「デジタル素材」が開発されたことで、従来のパラダイムを一変させ、あらゆる産業の技術進歩の可能性を無限に開き始めています。

デジタル素材の発見とイノベーションのためのシミュレーション・ソリューションが開発されたことで、エンジニアは、材料特性を制約ではなく設計変数と見なせるようになりました。これにより、製品の性能やライフサイクル・コストに影響を及ぼす材料特性を予測できるとともに、市場投入期間を短縮することができます。最終的に、持続可能なスマートな素材をより迅速に開発することが可能になりました。

材料の発見と開発

材料の探求に包括的なデジタルツイン手法を用いることで、製品開発ライフサイクルに沿って研究ソリューションとエンジニアリング・ソリューションを統合することができます。また、エンジニアリング・チームは持続可能な未来に向けて能力を強化すると同時に、エンジニアリング時間と立ち上げ時間を短縮できます。

このウェビナーは、シーメンスの専門家たちが一般的な疑問に答え、材料の発見から性能評価、生産プロセス、生産後の処理にいたる材料開発のバリュー・チェーン全体をつなぐデジタル・スレッド手法の利点について説明します。各段階の実例を紹介するとともに、デジタル材料エンジニアリングのバックボーン/プラットフォームをはじめとするソリューション全体を通じてデジタル・スレッドを構築できるツールや技術について説明します。

講演者の紹介

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア

Ravi Aglave博士

エネルギー&プロセス産業担当ディレクター

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア

Johannes (Hans) G.E.M. Fraaije工学博士、教授  

技術アドバイザー

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア

Thomas Eppinger

技術スペシャリスト - CPI/反応工学

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア

Kristof Vanclooster博士

RTD、シニア・リサーチ・エンジニア

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア

Flavio Souza博士

製品管理ディレクター

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