効率性と性能性を追求する時代に、もはや実船のスケールモデルで曳航水槽試験に頼る必要はありません。CFDテクノロジーは従来の手法に比べて、性能予測を分析したり船舶の設計を最適化したりする際に、多くの利点があります。CFDでは船舶とすべての付属物を実寸でモデリングするため、個々の力や動きを高精度で解析できます。
このウェビナーは、Cape Horn EngineeringがシーメンスのCFDテクノロジーを中心に、新しいヨットや、商船、再生可能エネルギー施設を設計した事例のプレゼンテーションです。彼らが空気力学性能および流体力学性能を解析した方法や、自動化を利用していくつもの設計構成をテストし、1日に何百回ものシミュレーションを実行した方法を聞くことができます。同社はCFDの調査と解析を性能予測と設計最適化に活用し、船のスピードを上げ、燃費を改善し、安全性と快適性を確保し、排気量を削減しました。
マネージングディレクター
Rodrigo Azcueta工学博士はCFDスペシャリストコンサルタントおよび船舶エンジニアリングの分野を率いるエキスパートとして、世界各地の造船技師やヨット設計チームへの設計支援でよく知られています。Azcueta博士は4回のアメリカズカップで流体力学CFDの責任者を務め、20年間にわたるレースの成績や勝利の方程式によって高い評価を得ています。ボルボ・オーシャンレースに参加するヨットの設計にも関わり、3回連続で優勝しました。Cape Horn Engineeringでの多彩なCFDサービスは、幅広い造船業界や再生可能エネルギー分野にも対応しています。Azcueta博士は持続可能な未来に向けて、船舶の排出量削減と大気汚染の改善に力を注いでいます。