マイクロ・プロセッサの設計では、命令セットアーキテクチャ(ISA)を選択し、ISAに基づいて、必要となる命令の種類、レジスタ数、メモリの仕様等を決めていくのが一般的です。
RISC-VのISAを選択した場合、目的とする設計仕様を実現する際の自由度が広がります。しかもライセンス料やロイヤルティは不要です。またRISC-Vの特長として、簡素化された命令セット、消費電力の低さ、充実しつつあるエコシステムなどが挙げられます。そのためRISC-Vは、100円ショップで取り扱われるような商品からカーボンナノチューブ(CNT)トランジスタを使ったマイクロ・プロセッサ等の開発まで、広範囲な市場で採用されています。
しかし、設計仕様の自由度が広がることによって検証作業が大変複雑なものになることが課題として挙げられます。この解決には、フォーマルの手法を用いて、RISC-V互換であること、カスタム命令が機能的に正しいことを網羅的に検証することが求められます。
本セッションでは、シーメンスEDAのフォーマル検証手法を適用したRISC-Vフォーマル検証ソリューションを、検証事例と共にご紹介いたします。
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<span style="font-size:20px; color:#ec6602;"><strong>プログラム</strong></span>
セッション: Questa OneSpin Solutions(QOS)プロセッサ・アプリケーションを用いたRISC-Vコアのフォーマル検証
Q&A
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<span style="font-size:20px; color:#ec6602;"><strong>ウェビナーで学べること</strong></span>
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<span style="font-size:20px; color:#ec6602;"><strong>対象</strong></span>
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アプリケーション・エンジニア
中川 正也は、シーメンスEDAジャパン株式会社への入社以前は自動車部品メーカーで計測・適合製品の設計開発、半導体メーカーでマイコン、セキュリティ製品のアプリケーションに携わってきました。現在は、シーメンスEDAのフロントエンド・ソリューション部門においてOneSpin製品のアプリケーションを担当しています。