オンデマンド・ウェビナー

バッテリー熱管理システムのマルチスケール設計

最適化された熱管理システムでバッテリーの安全性を極める

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電気自動車のシャーシにはバッテリーセルが搭載されています。シャーシにはツインモーターと4本のタイヤが含まれています。手前には1台のEVがあり、その周りを数十台が囲んでいます。

バッテリー・パックの温度を管理し、急激な劣化や熱暴走を防ぎながら、リチウムメッキのリスクを軽減して、低温での急速充電機能を改善できるとしたらどうでしょうか。

信頼性の高いバッテリー・パック熱管理システムを構築するのは簡単な作業ではありません。シーメンスは、マルチレベル・モデリングとマルチフィジックス・シミュレーションを使用して、エネルギー効率の高いバッテリー熱管理システムを設計するための統合型ソリューションを提供しています。

最適化された熱管理システムでバッテリーの安全性を極める

この60分間のウェビナーは、シーメンスでSimcenterを担当するLionel BrogliaとAziz Abdellahiが、車両、パック、セルスケールをリンクして開発期間を短縮し、プロトタイプの数を減らしつつ設計変更の影響を予測するマルチスケール・デジタルツインを導入して、バッテリー熱管理システムを設計、最適化することで航続距離を伸ばす方法を紹介します。

ウェビナーご覧になり、次の重要なポイントを発見してください。

  • マルチスケール・デジタルツインの導入に関する知見を得る
  • バッテリー寿命、急速充電機能、航続距離のトレードオフを特定
  • 熱暴走シナリオ下でのバッテリー・パックの安全性を評価

講演者の紹介

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア

Lionel Broglia

事業開発マネージャー

事業開発マネージャーとしてシステム・シミュレーションを担当するLionel Brogliaは、陸上輸送の電動化に注力しています。機械工学で博士号を修め、1999年から複数領域横断型システム・シミュレーションを手掛けてきました。

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア

Aziz Abdellahi

バッテリー・アプリケーション・スペシャリスト

Aziz Abdellahiは、シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアのバッテリー・アプリケーション・スペシャリストです。専門分野は、電気化学モデリング、等価回路モデリング、バッテリー寿命モデリング、統計パック解析、車両レベルのモデリング、原子論的モデリングなどです。シーメンスに入社する前は、自動車およびグリッド分野向けのリチウムイオン電池の主要サプライヤーであるA123 Systemsでプリンシパル・モデリング・サイエンティストを務めていました。マサチューセッツ工科大学で材料工学の博士号を取得し、リチウムイオン電池の分野で15の査読付き出版物を執筆しています。2014 Norman Hackerman Young Author Award (電気化学会) と、SAEのOutstanding Oral Presentation Award (2018年) を受賞しました。

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