オンデマンド・ウェビナー

音響テストと音響シミュレーションを組み合わせて家電製品の音響性能を向上

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音響シミュレーションを実施するノートPCの画像。音波の放射を解析して音響性能を評価。
シミュレーションとテストを組み合わせることで音響性能を向上させるメリットについて

消費者は、電子機器製品の音響性能には高い水準を求めます。静かな製品を高品質と考える人が多く、静かに作動して最適なユーザー・エクスペリエンスをもたらしてくれることを期待しています。ただし、ノイズを抑制すれば良いということではありません。オーディオ製品の知覚品質の鍵は、スピーカーとマイクの音響性能の最適化にあります。高品質の優れたコンシューマー製品を生み出すには、高度なノイズ・エンジニアリングと音響特性評価が必要です。

このウェビナーは、設計の初期段階でシミュレーションとテストを組み合わせた手法を取り入れることで、音響性能に関する重要な知見が得られ、より短時間かつ低コストでイノベーションを促進できることを紹介します。

音響性能に関する重要な知見を得て、短時間かつ低コストでイノベーションを促進

家電製品の設計者は、高価な試作機を作成しなくても数多くのシナリオを素早く評価することができ、生産の遅れを心配する必要はありません。シミュレーションとテストを設計の初期段階で組み合わせることで、設計チームは、音響性能に関する重要な知見を得られ、最高の製品を競争力ある価格で製造することができます。

家電製品の開発初期段階でなぜ音響テストが重要なのか

家電メーカーは、進む複雑化や新技術の導入、新たな市場動向への迅速な対応など、さまざまな課題に直面しています。すでに製品の市場投入期間の短縮を迫られているなか、小型化、高出力密度、冷却要件の厳格化、コスト削減といった目標が加わることで、さらなるプレッシャーがかかります。高性能の優れた電化製品を開発するには、画期的な、適応性の高いエンジニアリング・アプローチが必要です。開発の初期段階で音響テストを実施する企業は、他社製品を評価し、コンポーネントを事前に選択し、シミュレーション・モデルに使用するデータを取得することができます。

講演者の紹介

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア

Frank Demesmaeker

機械業界担当事業開発マネージャー

Frankは、1994年にルーベン・カトリック大学 (ベルギー) で土木技術者の資格を得て卒業した後、LMS International (現シーメンス) に入社し、ベネルクス諸国のお客様の技術サポートを担当しました。長年にわたり世界中のお客様とかかわるなかで、騒音・振動問題に関する実践的な経験と知識を技術、商業、マーケティング領域で積み上げてきました。現在は、エネルギー、医療、コンシューマー製品、造船、教育機関、各種産業機械など、多くの市場でテスト・アプリケーションを普及させ、調整する支援をしています。

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア

Bert Van Genechten

Simcenter 3D音響シミュレーション担当プロダクト・マネージャー

Simcenter 3Dチームで音響シミュレーションのプロダクト・マネージャーを務めています。2011年にLMS International (現シーメンス) にシニア・リサーチ・エンジニアとして入社し、音響シミュレーションのさまざまな技術に取り組みました。2015年、シーメンスのエンジニアリングおよびコンサルティング・サービス・チームのプロジェクト・リーダーとなり、振動騒音関連のシミュレーションおよびテストの多数のプロジェクトを担当した後、2021年から製品管理にかかわっています。ルーベン・カトリック大学で機械工学の修士号と博士号を取得。

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