論理設計は、単に機能を実装すればよいというものではなく、機能安全やセキュリティなどといった機能仕様以外の要求も踏まえて実装する必要があるプロジェクトが増加しています。また、コンピュータ上に「動く仕様書」であるモデルを作成し、そのモデルを使って開発や検証を行うモデルベース設計(MBD)から生成されるRTLや、高位合成から生成されるRTLを活用する機会も増えており、将来的には、生成AIによるコード生成も実設計に利用されることが考えられます。
このような論理設計を取り巻く技術変化のなかで、機能検証はもちろん、カバレッジの効率的な取得と早期収束は、これまで以上に重要な意味を持ちます。
さらに、機能安全やセキュリティにおいては、より厳しいカバレッジ要件が求められ、自動生成されたコードは、ある意味、カバレッジ収束のことは考えない煩雑なコードを生成することもあることから、ハンドコーディング時代のカバレッジ収束手法を踏襲していては、予定のスケジュールでカバレッジを収束させることが困難になることが予想されます。 また、プロジェクトにおいてカバレッジの到達度を確実に把握することは重要な意味を持ち、カバレッジ状況によりプロジェクトの進捗を管理することでリソースを適切に配分できるようになります。
本ウェビナーでは、カバレッジを指標とする検証工程の自動化を含め、カバレッジ目標を達成すための最新のソリューションをご紹介いたします。カバレッジ・ソリューションをお探しの方だけでなく、検証工程の効率化やプロセス改善に取り組まれている方にも、ぜひともご聴講いただきたいセッションです。
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<span style="font-size:20px; color:#ec6602;"><strong>プログラム</strong></span>
セッション: プロセス改善による早期カバレッジクロージャとプロジェクト管理
Q&A
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<span style="font-size:20px; color:#ec6602;"><strong>ウェビナーで学べること</strong></span>
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<span style="font-size:20px; color:#ec6602;"><strong>対象</strong></span>
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シニア・アプリケーション・エンジニア
團 真彦は、1991年にシーメンスEDAジャパン株式会社(旧メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社)に入社しました。大阪支店を拠点として、HDL設計検証に関する技術分野を中心に活動し、現在では機能安全系の分野にも携わっております。機能検証、機能安全など、主に上流系のアプリケーション・エンジニアとして、お客様の課題解決に向けて取り組んでおります。