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デジタル風洞によって空気力学イノベーションを加速させる

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デジタル風洞によって空気力学イノベーションを加速させる

自動車 / 輸送機器業界は、より厳しい排出制限や、新しい試験手順への対応という多大なプレッシャーにさらされています。乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法 (WLTP) で導入された新しい走行サイクル (WLTC) では、試験時の平均速度や最大速度が上昇しました。そのため、空気力学の重要性が増しています。自動車メーカーは設計サイクルの早期に空気力学を改善できるシミュレーションを使うことで、試作車を実物で製作する前に、空気力学性能を向上させることができます。ただし、これを成功させるには、デジタル風洞の結果の妥当性を確認する手段が必要です。

このウェビナーでは、シーメンスのエキスパートが、チャルマース工科大学およびボルボ・カーズの協力を得て、スロッテドウォール型風洞での試験とデジタル風洞との相関関係を探ります。結果は、物理的な風洞とデジタルの風洞とで比較するほかに、風洞の影響を見極めるため、一般道路でのCFD解析とも比較します。最後に、シミュレーションの生産性をさらに高める簡単な手法を解説します。これによって、1週間で何百もの設計を検討できるようになります。

このウェビナーで学べる内容:

  • デジタル風洞を使った設計でコストを削減する方法
  • 物理的な風洞との相関関係で重要な要因とは
  • 風洞が自動車の空気力学に与える影響を一般道路と比較する
  • 何百もの設計案を1週間以内で検討でき、設計時間の短縮につながる手法に詳しくなる

講演者の紹介:

講演者の紹介

Siemens Digital Industries Software

Emil Ljungskog

車両空気力学アプリケーションエンジニア

Emil Ljungskogは、スウェーデンのヨーテボリ市で勤務するSimcenter STAR-CCM+のアプリケーション・エンジニアです。チャルマース工科大学で車両空気力学の博士号を2019年に取得した後、シーメンスに入社しました。現在はスウェーデンの主要な自動車および大型車のメーカーに対して、空気力学と熱管理ソリューションの使用方法をサポートしています。

Siemens Digital Industries Software

Peter Altmann

Application Specialist for Vehicle Aerodynamics

Peter has a Bachelor of Engineering degree in mechanical engineering and a Master’s degree in energy sciences. He joined Siemens in 2012 as a senior application engineer in pre-sales with a strong focus on complex geometry handling, aerodynamics and thermal management. He is now an application specialist for vehicle aerodynamics and part of the Simcenter STAR-CCM+ product management team.

Siemens Digital Industries Software

Emil Ljungskog

Application Engineering for Vehicle Aerodynamics

Emil is an Application Engineer for Simcenter STAR-CCM+ based in Gothenburg, Sweden. After receiving his PhD in Vehicle Aerodynamics from Chalmers University of Technology in 2019, he joined Siemens, where he is now assisting major Swedish automotive and heavy vehicle manufacturers with their use of aerodynamics and thermal management simulations.