ASICやFPGAなどのハードウェア開発手法は、ソフトウェアに対して10年〜20年遅れて導入、適用される傾向にありますが、近年、アジャイルや継続的インテグレーション(CI)というキーワードがハードウェア開発の場で多く聞かれるようになってきました。
アジャイルは、旧来のウォーターフォール型の開発フローとは異なり、設計と検証のサイクルを細分化することで手戻りやTATを削減しようとするアプローチです。不具合の発生時にも即座に改修と確認を行うことが可能です。特にFPGAは、その実装上の特徴からFPGAを搭載するシステムが既にある場合には「とりあえず実装」が見切り発車的に要求されたり、また試作段階での仕様変更も多く発生したりする傾向にあり、アジャイルアプローチが効果的な手法となります。
アジャイルアプローチを推進するには、カバレッジやそのトレンド情報をタイムリーに観測できることが必須です。そしてリアルタイム性を確保するためには、サーバ・クライアント型のデータベースシステムが有効です。そのようなシステムでは、カバレッジデータを迅速かつ自動的にアップロードし、リアルタイムで進捗を把握できるため、計算機リソースや人的リソースを適切に配分することが可能です。
本ウェビナーでは、アジャイルアプローチによるハードウェア開発の概要を解説し、サーバ・クライアント型のプロジェクトマネジメント・プラットフォームであるQuesta Verification IQをご紹介いたします。
Verification IQは、カバレッジやそのトレンドのみならず、リント、CDC、論理合成などのあらゆるツールから情報を取込み、表示しますジ開発プロジェクトのマネージャーは、これらの結果をリアルタイムに把握して人的リソースを適切に配置し、バグの可能性の早期発見など危機管理を適切に行うことが可能になります。
アジャイルアプローチにご興味のあるエンジニアの方や、プロジェクトマネジメントや業務効率の改善をお考えの方に最適な内容となっております。
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<span style="font-size:20px; color:#ec6602;"><strong>プログラム</strong></span>
セッション: アジャイル開発に向けたデータドリブン検証マネジメントツール「Questa Verification IQ」
Q&A
<span style="font-size:11px;">※ セッション内容は予告なく変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。</span>
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<span style="font-size:20px; color:#ec6602;"><strong>ウェビナーで学べること</strong></span>
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<span style="font-size:20px; color:#ec6602;"><strong>対象</strong></span>
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フィールド・アプリケーション・エンジニア/検証診断士
森田 栄一は、2003年にシーメンスEDAジャパン株式会社(旧メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社)に入社しました。以来、シミュレーション検証、Formal検証などの検証技術に携わっています。シーメンス入社以前から、主にHDL設計・検証技術に携わり、すでに四半世紀となります。2007年からは、検証診断士として多くのお客様の検証課題解決に取り組んで参りました。最近は、検証マネジメントやアプリケーション・ライフサイクル・マネジメントなどのプロジェクト効率化をテーマにした活動が増えております。