コンパクトな試験データ収集システム、Simcenter SCADAS XSの試験性能を使いこなす

音と振動、およびNVH試験は、製品開発プロセスのどの段階で実施する必要が発生するかわかりません。そのため、素早く設定して測定を開始できる、小型でパワフルなシステムが必要です。

Simcenter SCADAS XSは、コンパクトな12チャネルのデータ収集システムです。さらに、GPSや、CANまたはCAN-FD、アナログタコメーター、バイノーラル・ヘッドセットなどの入力と接続できます。Simcenter SCADAS XSでは、信頼性の高い音と振動、およびNVH試験のための測定を素早く行えます。また、現場でトラブルシューティングを即座に行えるタブレットが付属しています。信頼性の高いデータストレージと、丸一日作業が可能なバッテリーが搭載されているため、試験の効率を柔軟に向上させます。事実、事例、お客様の声などが盛りだくさんのオンデマンドウェビナーで、これらすべてを紹介します。

シンプルな構成からチャネル密度が高い測定までを試験可能

このパワフルな試験機器の重量は、わずか500gとポケットに入るほど小さく、以下のチャネルを搭載しています。

• TEDSに対応した12のアナログICPチャネル
• Simcenter SCADAS 3Dバイノーラル・ヘッドセット
• S/PDIFデジタルオーディオ入力
• GPS
• デジタルのコントローラーエリアネットワーク (CANまたはCAN-FD)
• 2つのアナログタコメーター
• 同期化されたビデオ録画 (タブレットのカメラ使用)

このウェビナーでは、Simcenter SCADAS XSで実行できるさまざまなユースケースや設定についてお話しします。

柔軟な試験データ収集の必要性を満たすコンパクトな機器

Simcenter SCADAS XSで作業する際の最大の利点は、その使用方法を柔軟に選択できるところです。

このシステムには、3つの動作モードがあります。スタンドアロンモードの場合、事前に測定の設定を行った機器を、世界のどの場所にも発送できます。測定は、開始、停止、再生という3つのシンプルなボタンで操作します。フロントエンドモードでは、Simcenter TestlabやTestxpressの幅広いマルチフィジックス処理ポートフォリオを利用できます。実稼働のNVH試験からモーダル解析まで、Simcenter SCADAS XSはすべてを処理できます。最後に、処理機能やチャネルステータス、フィルタリング付きのイコライズ音声再生といった豊富な機能と、コンパニオンアプリであるSimcenter Testlab ScopeとSimcenter Testlab Run Comparisonを使って、どこからでも測定結果をリアルタイムで検証できます。

さまざまなユースケースをシーメンスのお客様から直接学ぶ

ウェビナーを通して、幅広い業界のお客様の事例が数多く紹介されます。スノーボードの実稼働モーダル解析、飛行中の騒音と振動の快適性モニタリング、MotoGPレーストラックでの加速試験、エスプレッソマシンの騒音と振動試験は、Simcenter SCADAS XSで実際に何ができるかのほんの一部の例にすぎません。