アサーションベース検証(ABV)は、検証の制御性、観測性、網羅性の向上に貢献する手法として多くの開発現場で採用され、既存の設計プロセスに革新をもたらします。具体的には、様々な抽象化レベルで要求仕様を明確に表現するのに役立ちます。また、検証タスクの指針が与えられることで、テストベンチの設計が容易になります。
しかし同時に、多くの開発チームにとって、日々の開発業務と並行しながらすでに確立されている既存の設計プロセスを変化させることについては、どこから始めればよいかを明確にできないという問題を抱えています。またABVをすでに導入している開発チームにおいても、アサーションの使いこなしに課題を持っている場合があります。特に、要求仕様書、検証仕様書からアサーションの定義をどのように行えば良いのかについて、悩みを持つ検証エンジニアは少なくありません。
そこで本ウェビナーでは、要求仕様作成フェーズと検証計画策定フェーズを通じて、RTLとテストベンチにABVを活用するためのメソドロジを取り上げ、具体的なサンプルコードを用いたケーススタディと共に、要求仕様書作成からアサーションの定義、検証環境構築方法について解説いたします。ABVの導入をご検討中のお客様、既にご導入されたお客様いずれにも、役に立てる内容をお届けいたします。
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<span style="font-size:20px; color:#ec6602;"><strong>プログラム</strong></span>
セッション: アサーションベース検証導入のための具体的なサンプルコードを用いたケーススタディ
Q&A
<span style="font-size:11px;">※ セッション内容は予告なく変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。</span>
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<span style="font-size:20px; color:#ec6602;"><strong>ウェビナーで学べること</strong></span>
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<span style="font-size:20px; color:#ec6602;"><strong>対象</strong></span>
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フィールド・アプリケーション・エンジニア
石田 匠は、国内半導体ベンチャー、大手自動車メーカーを経て、2022年にシーメンスEDAジャパン株式会社に入社しました。シーメンスEDAの機能検証ソリューションであるQuesta(シミュレーション、フォーマル検証)を中心としたFront-End Solutionを応用し、お客様の設計・検証品質向上のご提案・支援を担当しています。回路設計、RTL設計、論理合成および機能検証の経験を有す。