オンデマンド・ウェビナー

航空機システムの統合

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システム・シミュレーションを使って、過酷な飛行条件下の燃料タンクを最適化

このウェビナーは、革新的な航空機設計のための統合的なシステム・シミュレーション手法の活用方法を紹介します。複数の設計領域を横断した統合型のシステム・シミュレーション手法によって持続可能な競争優位性を獲得する方法のほか、航空機システムの複雑性と相互接続性に対処する方法が分かります。

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航空機システム設計

航空業界は、エンジンに革新の波が押し寄せ、持続可能性とモビリティの新たな流れに対応した航空機設計が求められるようになってきました。電化、水素燃料の航空機、デジタライゼーションは、航空機業界に新規参入する企業の新たな競争優位性を左右します。

こうした主な課題に対処するには、専用の手法が必要であり、設計プロセス全般にわたり、シミュレーションが大きな役割を果たすことは疑いの余地がありません。概念設計、事前設計、詳細設計と進む過程でシステムレベルのモデリングとシミュレーションを活用すると、開発工期を短縮し、リスクを抑えながら、設計領域間とアプリケーション間のサイロを排除できます。

航空機システム設計のモデリングとシミュレーション

ウェビナーの内容は次のとおりです。

  • 将来の航空機を構成するシステムの物理的な振る舞いを最適化する (流体アクチュエーション、電動化とネットワーク、熱管理、客室内の快適性、電磁など)
  • コンポーネント・レベルから統合した航空機レベルまで、また低忠実度表現から高忠実度表現まで、スケーラブルなモデリング手法を導入する
  • モデルベースのシステム手法を使って、飛行コンセプトの統合型シミュレーションモデルを入手する
  • すべての開発段階をサポートするデジタルツイン手法を導入する (初期のコンセプト段階から、トレードオフ検証、詳細設計、検証および認定段階まで)

航空機のシステム・シミュレーション – Diamond Aircraftの事例

航空機システム・シミュレーションの事例を紹介しながら、過酷な飛行条件で燃料タンクを最適化する方法をデモを交えて説明します。Diamond Aircraft Industriesは、ACAM Engineeringの協力のもと、過酷な飛行条件下でも適切に燃料補給が行えるよう、主翼インテグラルタンクの設計を最適化しました。同社の航空機は燃料補給に長い時間をかける必要がありません。

内容

  • CADデータを使って複雑なタンクと燃料システムをモデリング
  • 燃料補給時、旋回飛行時、背面飛行時の燃料タンクの動的状態を解析

講演者の紹介

ACAM Engineering GmbH

Florian Schüssler

CEO

Florian Schüssler氏はシミュレーション・エンジニアとして長年の経験をお持ちです。CAEの分野で150を超えるエンジニアリングプロジェクトに技術マネージャーとして携わってきました。

同社のマネージング・ディレクターとしての役職に加え、ビエナ大学応用科学部で有限要素とCFD (数値流体力学)のコースの教鞭を取っています。有限要素解析のエキスパートです。

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア

David Morand

Simcenterシステムシミュレーション  航空宇宙宇事業開発マネージャー

Davidはアジアとヨーロッパにおいてシステム・シミュレーションの事業開拓を担っています。リヨン大学で機械工学とMBAの学位を取得し、現在は、Simcenter航空宇宙チームの一員として、世界的なシステム・シミュレーション・ソリューションの開発を手掛けます。

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