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持続可能な航空機の未来

持続可能な航空を実現するデジタルツイン

おおよその視聴時間64 分

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航空機の渦度を示すシミュレーション

世界全体のCO2およびCO2以外のガス排出量の4.9%を航空機が占めています。航空業界は気候変動に対処するために飛行機からの排ガスを減らし、燃費を向上するための対策を講じていますが、2037年には飛行機で移動する人が倍増すると予測されており、こうした対策だけでは十分ではありません。

UNFCCC (気候変動に関する国際連合枠組条約) が掲げる目標やその他の持続可能性の目標を航空業界が達成するためには、民間航空機をバイオ燃料や電気といった代替エネルギーへ移行させる必要があることは明らかです。そしてこの移行には、機体そのものも含め、航空機のさまざまなサブシステムの完全な再設計を伴います。

※ ビデオ画面右下のccボタンをクリックすると日本語字幕が表示されます。

クライメート・ニュートラルな航空機開発

従来の航空機から、排ガス実質ゼロのクライメート・ニュートラルな航空機へ移行しようとすると、開発プロセスに影響を及ぼすさまざまな課題やリスクに直面します。炭素の排出をゼロにするエンジニアリングの先駆けとなったシーメンスの専門家が、ゼロカーボンの飛行に関する質問に答え、クライメート・ニュートラルな航空機開発における取り組みについて語ります。以下の内容について取り上げます。

  • 新たな推進システム
  • 新たなエネルギー源
  • 新たな航空機構造

詳しくはこちらのQ&Aセッションをご覧ください。

航空機の推進システムの選び方

モデルベース・システムズ・エンジニアリング手法を用いると、なぜ適切な航空機推進システムを選択できるかを説明します。また、さまざまな選択肢によるパフォーマンスの違いについて説明するとともに、意思決定の促進やリスクの緩和といったシステム・シミュレーションによるメリットについても紹介します。

水素ジェット・エンジン

水素ジェット・エンジンの詳細設計についての研究内容と結果について解説するとともに、エンジニアリング上の信頼性をどのように確保したかについても語ります。環境に優しい推進システムのジェット・エンジンの電力密度を再現する方法や、クリーンなエネルギー源とそれによる航空機デザインへの影響についての解析など、2050年以降の空の旅を推進する技術について、クライメート・ニュートラルな航空機技術の専門家が答えるQ&Aセッションをご覧ください。

講演者の紹介

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア

Thierry Olbrechts

航空宇宙・防衛業界向けSimcenterソリューション担当ディレクター

1993年にベルギーのルーヴァン・カトリック大学を卒業しました。1996年にシーメンスに入社し、2000年から航空宇宙産業向けシミュレーション/テストの事業開発と市場開拓、航空宇宙ソリューション戦略の責任者を務めています。

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア

Erik Munktell

航空機エンジン担当Simcenterソリューション・マネージャー

13年にわたってガスタービンを研究開発してきました。2018年にシーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア入社し、現在は、ターボ機械のシミュレーションおよびテストに関するコンサルタントを努めています。

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア

Stéphane Mouvand

Simcenterシステムシミュレーション、航空宇宙事業開発マネージャー

2005年に大手航空宇宙顧客の営業担当としてシーメンスに入社しました。現在は、Simcenterシステム・シミュレーション・ソリューションの航空宇宙/防衛分野における事業開発を統括しています。

OpenSystems Media

Brandon Lewis氏

Embedded Computing Design

司会:
組み込み業界の技術ジャーナリスト兼エレクトロニクス・マーケティング担当者として10年超の経験を誇ります。現在はEmbedded Computing Design編集長として、出版物の企画立案から編集までを手掛けるほか、IoT、5G通信から組み込みプロセッサー、オペレーティング・システム、AI、機械まで多岐にわたるコミュニティで大きな役割を果たしています。

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