革新的な航空機推進設計のためのシステム・シミュレーション
このウェビナーは、革新的かつ持続可能な航空推進システムの設計に統合型システム・シミュレーション手法を活用する方法を紹介します。システム・シミュレーションを使用するとなぜジェットエンジンやガスタービン・メーカーは競争優位を確立できるのか、その理由をご覧ください。
ハイブリッド-電気エンジンは、持続可能なモビリティのトレンドに沿った、非常に有望な航空機推進技術です。熱管理が設計サイクルの分岐点となってしまわないように、成熟した技術と革新的なアーキテクチャを組み合わせて綿密に評価する必要があります。
こうした課題に対応するには、設計プロセスの全期間を通してシミュレーションを主体としたアプローチが必要です。概念設計、事前設計、詳細設計と進む段階でシステムレベルのモデリングとシミュレーションを活用すると、開発工期を短縮してリスクを抑えながら、設計領域とアプリケーションのサイロ化を解消できます。
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ウェビナーの内容は次のとおりです。
Simcenterシステム・シミュレーション・ソリューションを使用して、ジェットエンジンの複雑さに対応する方法を学びます。革新的な推進システムを開発するうえでの一般的な課題を解決する戦略を検討します。これらのソリューションを使用して環境と規制の制約を管理し、新しい概念の推進システムを開発する方法と、新しいビジネスモデルを探求して激化する競争を勝ち抜く方法を紹介します。
クランフィールド大学とギリシャ空軍士官学校の専門家が、複数領域をまたぐツールとシミュレーション・プラットフォームを活用して、航空機、回転翼航空機アプリケーションの新たな推進システムを評価する方法を説明します。
概要
ガスタービン・エンジニアリング・グループ長
Roumeliotis氏は、欧州、英国、産業界の資金提供を受け、ガスタービンベースの推進システムと電力システム向けの、複数領域をまたぐマルチフィジックス・モデリング手法、統合型システム・シミュレーション、システム健全性モニタリングの開発に焦点を当てた20以上の研究プロジェクトを主導しています。クランフィールド大学テクノロジー・センターとロールスロイスが共同で進めている航空システム設計、統合、性能プロジェクトを手掛けています。
研究員
Saias氏は、クランフィールド大学の推進およびサーマルパワー・エンジニアリング・センター、回転翼航空機の性能/環境評価の研究員です。回転翼航空機のモデリングとシミュレーション、新しい推進システムの性能、複数領域をまたぐ設計の分野で活躍しています。
特別教官
Kyriazis氏は、ギリシャ空軍アカデミー (HAFA) の熱力学、推進、動力システム部門で研究所特別教官を務めています。アテネ工科大学 (NTUA) のサーマル・ターボマシン研究所の研究員として、EUが資金提供する複数の研究プロジェクトに参加して論文を発表しており、NTUAとHAFAの両方で教官を務めた経験があります。主な研究対象は、ガスタービンの状態監視、健全性評価、性能、およびモデリングの分野です。ギリシャ航空協会のメンバーです。
Simcenterシステムシミュレーション、航空宇宙事業開発マネージャー
Mouvandは、2005年に大手航空宇宙顧客の営業担当としてシーメンスに入社しました。現在は、Simcenterシステム・シミュレーション・ソリューションの航空宇宙/防衛事業開発部門を率いています。