オンデマンド・ウェビナー

CFD & プロセス・シミュレーションのフレームワーク – マルチスケールのデジタルツイン

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プロセス設計を評価している化学者

重合反応をはじめとする反応流の大半は、化学/プロセス産業のさまざまなプロセスとアプリケーションで多く発生します。機器で発生する流体収量と流体転換は、攪拌時間と滞留時間の分布で示す流量パターンに左右されます。

このウェビナーを視聴すると、複雑な化学プロセスをシミュレーションで高度にモデリングする方法と、 Simcenter Culgiを使用してモデルパラメーターと材料特性を調べる方法が分かります。

CFDと重合反応

CFD (数値流体力学) シミュレーションを行うことで化学プロセスの詳細な解析、理解、最適化だけでなく、材料の変化に伴う挙動の移り変わりや反応に対する適切な記述も手に入れることができます。こうしたデータを実験で入手しようとすると、なかなか難しくコストも非常にかかります。しかも、何通りもの処方や調合を試すとなればなおさらです。化学的な粗視化モデルを使用すると、コスト効率の高い方法で素早くパラメーターを判定できます。

重合フレームワーク

モーメント法をベースとしたSTAR-CCM+には、フリーラジカル共重合モデルが含まれています。重合反応グループと段階成長重合に特化した簡素化した重合手法もサポートします。Simcenter STAR-CCM+であれば、重合反応フレームワークやカスタムモデルを使って流体と熱の重合反応を統合的にシミュレーションできます。

CAEシミュレーション

このウェビナーは、化学およびプロセス産業のための反応流モデリングの機能 (Simcenter STAR-CCM+) と計算化学 (Simcenter Culgi) を組み合わせた手法を紹介します。そのほかの内容は以下のとおりです。

  • メタン変換と水素生成の触媒反応
  • マイクロ攪拌など、液体システムの反応
  • 単相システムと多相システムの重合反応

最後に、卓越したオペレーションを達成するためにCAEシミュレーションを導入する利点に触れます。このウェビナーに登録して、Simcenter Culgiで粘性などの材料特性を見極める方法、ならびに数値化学アプローチをSimcenter STAR-CCM+と組み合わせる方法を学びましょう。

講演者の紹介

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア

Thomas Eppinger

アプリケーション・スペシャリスト

Thomas Eppingerは、シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアのソフトウェアおよびテストソリューション (STS) 部門で化学・プロセス業界を担当するアプリケーション・スペシャリストです。CFDの使用を新たな分野に広げる役割を担うとともにソフトウェア開発とSimcenter STAR-CCM+ユーザーとの橋渡しをしています。ベルリン工科大学の化学・プロセス工学部を卒業後、数値シミュレーションの分野で15年を超える経験を積んできました。

シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア

Panos Petris

アプリケーション・エンジニア

Panos Petrisは物理化学者です。シーメンスのアプリケーション・エンジニアとして、分子モデリングとAIを使った化学、材料、生命科学のプロジェクトに取り組んでいます。生体電子工学装置分野の博士課程で学んでいます。

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